BILLY'S Meet Tokyo Creator

1枚1枚拘りぬいたプロダクトを展開し、人気を博す”HORDEN”のディレクター兼オーナーを務めるというクリエイティブ
気質な側面と、アメリカで絶大な人気を誇るバックブランド”CHROME”のプレスも務める橋本氏。
世の中への届け方や伝わり方が異なる二足のわらじを氏なりに使い分け、それを見事に体現している。
そんな橋本氏の今の気分と力強く語ってくれる言葉ひとつひとつに重みを感じた。

Favorite of TOKYO 東京の3つの好きなところとその理由

新宿

橋本氏「福生から出てきて初めて住んだ街が新宿で、今でも良く行きます。飲みに行ったり、洋服見に行ったり、それこそ家族で出掛けるときも新宿が多いですね。」

佐藤「なぜ新宿を選んだのですか?」

橋本氏「単純に部屋で決めた感じです。洋服屋だったので、カッコイイ部屋にも住みたかったし、21年くらい前で子供も産まれていたので、ある程度の広さは必要な時で、色々見た中でそこの部屋が良かったのでそこに決めたんですけど、それがたまたま新宿でした。」

インタビュー写真1

福生

橋本氏「やっぱり福生です。」

佐藤「地元ですもんね。帰られてます?」

橋本氏「けっこう帰ってますよ。この間も母親の誕生日で家族でお祝いしに帰ったり。あとは、兄弟が運営しているスケートショップ"WASH UP STORE"と隣りにある"Macho Tacos"にも行きます。」

佐藤「いいですね!変な意味じゃなく、なんか福生の街の空気って独特な感じですよね?アメリカ風と言いますか。」

橋本氏「そうですね。実際僕も本格的に福生の夜の街で遊び始めたのが高校を卒業したぐらいの時で、その時から普通にアメリカの人は多かったです。」

佐藤「勝手なイメージで、割とHIPHOPの音が浮かぶんですけど。どうですか?」

橋本氏「そうでもないですよ。色んなジャンルが流れています。といっても僕はあまりクラブ遊びはしてなかったですけどね。お酒を飲みに良く街に出てた感じです。苦笑」

佐藤「渉さんが居た時は洋服屋事情はどうでした?」

橋本氏「僕が高校生ぐらいの時に洋服屋ができ始めました。それで良く通ってましたね。」

佐藤「福生といえば、アメカジのお店がイメージにあります。」

橋本氏「まさにその通りで、アメカジに強いお店がありました。今でこそ色んなジャンルのお店が増えたと思いますけど、」

今までに住んだ街

橋本氏「自分が住んできた街はやっぱり愛着が湧きます。住んでて心地よくなってくるし、好きになりますよね。それこそ新宿は御苑もあったので、とてもいい感じでした。」

佐藤「たしかに住んでいる街には愛着わきますよね。今まではどんな街に住まれてきたんですか?」

橋本氏「新宿、中野、荻窪あたりです。どの街も良い色んな思い出がありますよ。」

インタビュー写真2

PROUD of TOKYO 東京が世界に誇れることとは?

街自体が誇れると思います

橋本氏「ファッションはもちろんのこと、飲食やカルチャー的な部分を求めて、多くの外国人の方が来ているじゃないですか。それを見ていると、東京という街自体が世界に誇れることなんだなと思います。」
「加えて、どの分野に関して世界的に見ても頭ひとつ飛び抜けている人が東京にはたくさんいると思うんですよ。まぁ正直この質問は自分なんかの規模じゃ考えられなくて、主観的というより客観的な意見ですみません。苦笑」

佐藤「いえいえとんでもないです。たしかに、ファッションもそうですけど、食に関しては飛び抜けている感じがします。」

橋本氏「今でも新しいお店に巡り合う時があるんです。もともとそこまで新しいお店に積極的に行く方では無いのですけど、時々友達連れられて行くと、こんないいお店があるんだって。」

佐藤「ビリーズは、東京から世界へ発信するというコンセプトをもって日々やってるんですけど、多くの海外の方に良いイメージを持って自国に帰った時に仲間とかに自慢して欲しいです。」

橋本氏「いいコンセプトですね。イメージを持ち帰るだけじゃなくて買い物していってくれると最高ですね。」

佐藤「本当にそうです。前に白熊に見立てたVANSを別注させてもらったんですけど、その時はフランスからわざわざ買いに来てくれた人が居ました。」

橋本氏「おぉ、それは素晴らしいことです。」

佐藤「渉さん、海外はよくいかれますか?」

橋本氏「全然行けてないんですよ。2012年にLAに行ったのが今のところ最後に行った海外ですね。」

佐藤「意外ですね。良く行かれてるイメージでした。」

橋本氏「昔は割と行ってましたけど、最近は全くですね。」

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Feeling to CREATION クリエイションする上でのこだわるポイント

表現の仕方と伝え方です

佐藤「今、HORDENのディレクターとCHROMEのプレスという事を行っていますが、それぞれのこだわっているポイントはどこにありますか?」

橋本氏「HORDENはトラディショナルなアイテム展開が多くあるんですけど、僕の中ではファッションはフレッシュなものがカッコイイと思っているので、古いものを作ったとしても、表情が古くならないように、気をつけています。」

佐藤「例えば、昔のパターンを使用したとしても生地とかを今のものを使うとかですか?

橋本氏「はい。例えば、ハイテクな素材を使ったりとか。というのも、若い人にも見てもらいたいんですよ、HORDENというブランドを。それはブランドを始めた時から念頭に置いてやってきています。息子が23歳になるんですけど、息子と同世代の人達にも見て欲しいですね。」

佐藤「たしかに若い人にも見てもらいたいですよね。ブランドさんによっては、時折、年齢層を上げているブランドさんもありますよね?」

橋本氏「それはとてもスムースな事だと思います。当然というか。僕もHORDENはやっぱり僕と同世代の人達にまずは見てもらいたいですし。もちろん目上の人達にも見てもらいたいです。ただどこか古き良きな部分ばかりをやっていくのは自分のブランドでは表現していきたくないなと思っています。」

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佐藤「たしかにそうですね。CHROMEの方はどうですか?」

橋本氏「もう20年続いているブランドなので、フォーマットはしっかりあると思っています。ただ、まだ日本でも知らない人が多くいますので、その人たちにCHROMEをまずは知ってもらいたいです。本国の人もそれを望んでいます。ただ、出来上がっているものを間違って受け取ってもらわないようにかなりシビアに気をつけています。言葉ひとつとってもそれぞれ受け取り方って変わると思っていて。そこをいかに同じように感じてもらい受け取ってもらえるか考えています。おそらく佐藤さんも同じ悩みを抱えていると思いますけど。。」

佐藤「僕にとってもかなり大きな課題ですね。」

佐藤「本国が伝えたい事と、日本でのマーケットでのギャップはあると思うんですけど、いかがですか?」

橋本氏「それはとてもあります。直営店がUSに8店舗、東京と大阪の直営店で10店舗にて展開をしています。」

佐藤「そうすると世界観も統一しやすいですよね?」

橋本氏「お店を作る時も、全部同じ部材で作っています。もちろん原宿でも本国のお店で使用されている部材をコンテナで運んで、店舗を作っています。」

佐藤「お店に行けば、本国の雰囲気と同じ世界観を感じられるという事ですね。それは素晴らしいと思います。アイテムのギャップはありますか?」

橋本氏「明らかにありますね。そもそも販売の形態が異っているのもありますけど、大きく違います。なので、日本で売れているものをメデイアなどで猛プッシュして、という活動は当然ですけど行っています。」

佐藤「本国の方もそれは理解されているのですか?」

橋本氏「もちろんしてくれています。」

佐藤「直営店はアメリカのみですか?ヨーロッパなどは?」

橋本氏「アメリカだけですね。理由は定かでは無いんですけど、原宿のお店はアジアの方というより、東南アジアの方が多く来る印象です。もちろんヨーロッパの方も来てくれていますけど。」

佐藤「CHROMEといえば、黒い世界観とジョンカーディエルが浮かびます。」

橋本氏「彼の幅の広さは驚きます。スケーターだけじゃなくて、もっと幅広く多くの人に愛されているじゃないですか。彼自身も多くの側面をもっているので。そういう部分ではCHROMEにとって、とてもキーマンになっています。」

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Pleasure of CREATION クリエイションするコトの楽しさや楽しみ

挑戦ですかね

橋本氏「これに関しては、HORDENとCHROMEのどちらにも言えることなんですけど。そもそも男は一生働かないといけないと思うんです。そして、今までの仕事も自分が好きで自分で選んできた道で。この年齢にしては転々とした方なんですけど、僕の中では常に挑戦をしているという感覚です。止まっていられないというか。」

佐藤「HORDENでは作り手さん側で、CHROMEに関しては伝える役目。それぞれ違う中で考え方は変わりますか?」

橋本氏「けっこう変わります。ただ、結果論や最終地点はどちらも一緒ですね。HORDENの展示会で新しいお客さんが増えたとか、CHORMEの方で広告をだして新しいお客さんが増えたとか、例えばですけど。」

佐藤「僕も時々、お店の別注アイテムとかに携わらせてもらうことがあるんですけど、難しいですね。」

橋本氏「靴のクリエイティブって面白そうですね。」

佐藤「難しいながらも、楽しいです。パーツもいっぱいありますし。話題性を重視したプロダクトづくりも面白いですね。ある意味、挑戦できる感じですね。」

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Choise BILLY’Sでこのシューズを選ばれたのはなぜですか?

VANSの”CHUKKA PRO”

佐藤「イメージは黒のスニーカーが強くあります。」

橋本氏「まさに黒いスニーカーしか履かないです。昔から。」

佐藤「今回はチャッカを選んで頂いて。」

橋本氏「昔からコンバースとバンズが多いです。デザートブーツを普段は多く履いているんですけど、このチャッカのデザートブーツとワラビーの間というか、普段履きにももちろんいいですし、スケートの時も履けるしで、とても好きです。そして、懐かしいです。今履いているタータンチェックのパンツにもこの黒ソールは合いそうですよね。」

佐藤「たしかに黒で黒ソールが似合いますよね。」

橋本氏「昔は白いソールを黒に塗って履いたりもいていましたよ。インクを買ってきて。笑」

佐藤「そうなんですね。他にもVANSは履きますか?」

橋本氏「ERAも履きますし、AUTHENTICも履きます。どちらかというとAUTHENTICです。スケートする時にちょうどいいです。」

橋本氏「他にもwebサイト上にあったアッパーがエンジとか緑のものが気になります。」

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インタビュー写真8

Interviewer : BILLY'S ENT PR 佐藤
Photo : Yozo Yoshino(takibi)
Writer : Yusuke Kigawa (ALLTHUMBS inc.)