広告や雑誌のモデルとして大人気の宮本氏。その傍ら動画制作やイラストを描いたりというクリエイターの側面も持つ。自分で撮影し、編集まで行うという。
独特な世界観を醸し出すイラストも注目を集める。その活動は国内のみならず海外からのオファーも多い。
次世代のクリエイターの中でも注目を浴び、大人気の氏の今の気分が気になる。

Favorite of TOKYO
東京の3つの好きなところとその理由

上野

宮本「美術館とか動物園、商店街とか公園があって、面白いお店や昔ながらの喫茶店があるのがとても惹かれますね。普段から歩きでの移動が多いので、そういった場所が徒歩圏内で行けるのが上野の魅力だと思います。」

佐藤「下町感が好きなんですかね?」

宮本「そうなのかもしれないです。地元の人達の結束感というか気持ちで繋がっていて、その場所に根付いている感じがとても好きです。」

宮本「食が好き、アートが好き、動物が好き、散歩が好き、っていう私にはぴったりな街ですね。」

インタビュー写真1

恵比寿ZOO

宮本「ペットショップなんですけど、店内入ってすぐに看板犬が3頭いて。スタンダードプードル、サモエド、ゴールデンレトリバーかな。他にもアルパカがいたり、ミニチュアホースがいたり、あと亀とか熱帯魚もたくさんいたり で、動物好きな私にはたまらない場所です。」

宮本「今飼っている犬もそこで出会ったんです。」

築地

宮本「単純にご飯が美味しいですよね。魚はもちろんですけど、トンカツが美味しかったですね。」

佐藤「勝手にお洒落なカフェとか街が出てくると思ったんですけど、意外と渋い場所が好きなんですね。」

宮本「そうですね。なんかソワソワしちゃいますよね。お洒落な街とか場所は。」

佐藤「ソワソワしちゃうんですか?意外ですね。」

宮本「もちろんお洒落を楽しむために行くのは好きなんですけど、元々の性格なのか、自分の時間というか、落ち着きたい時とか何も気にせず歩いたりしたい時とかは、静かな場所とか離れた下町とかが好きですね。」

佐藤「なるほど、それがスイッチのオンオフになっているんですね。」

インタビュー写真2

PROUD of TOKYO
東京が世界に誇れることとは?

食・クリーンなところ・治安の良さ

宮本「やっぱり食は素晴らしいと思います。」

佐藤「ズバ抜けていますよね。海外に比べると。話は逸れますけど、海外はどこに行かれたことあります?」

宮本「色々な国に行きました。パリとかニューヨーク、タイ、韓国、イタリアにスイスですかね。ほとんど仕事でしか行ったことがないので滞在は1週間くらいですけど、帰って来たときに東京でご飯食べるとやっぱすごいなって思います。体にも絶対良いし、健康的だと思います。」

インタビュー写真3

佐藤「本当にそうですよね。しっかり出汁をとって作る料理って海外でももちろんありますけど、仕事が細かいですよね、日本は。ちなみにどういった物が好きですか?」

宮本「湯豆腐とか納豆とかが好きですね。」

佐藤「そのセレクトも渋いですね。笑」

宮本「そうですね。。食以外でも街並みや街がキレイなところは素晴らしいと思います。街にいる人の意識も高いと思いますけど、定期的に掃除や手入れがされているんだろうなっていう。」

佐藤「ほんとキレイですよね。街が。海外でもキレイなところはありますけど、国内のある場所に行った時に、そんな人がいない場所なのに定期的に掃除の人が巡回していましたよ。」

宮本「そういうサービス精神が素敵だと思います。治安もいいし、24時間ある程度なんでも買えるし食べられるし、飲めるし。その中でも秩序が保たれているところがすごいなと思います。」

インタビュー写真4

Feeling to CREATION
クリエイションする上でのこだわるポイント

“モノ作りに対して、自由な事”

佐藤「こだわっているポイントはどこにありますか?」

宮本「仕事じゃない制作物に関しては、何も考えずに初めて、自由に気持ちが赴くまま進めていきます。その時の気分というか気持ちに従って作っていきます。例えば絵を描く時、何を描こうとか何を描きたいとかは決めずに好きな色を出して、キャンバスに描き始めます。もうホント自由に。それこそ色の掛け合わせも自由に混ぜちゃいます。瞬間的に思ったままを表現して、気付いたら完成しています。
描いている時は無心でやっていて、後々見返した時には、この時私はこんな感情だったんだとかこういうのが好きだったんだとかが、如実に作品に出ていますね。」

インタビュー写真5

佐藤「何も決めずに最初から最後までやり抜くんですね。それは過去の作品とか見てみたら、ある程度筋は通っていたとしてもその時の気持ちが大きく反映した物になっていそうですね。ファッションでもやっぱそうなんですか?

宮本「まさにそうで、クローゼットの整理をすると昔買った服とか出てきて、何で当時の私はこれを買ったんだろう?とか、作品と一緒であー当時私こういう気分だったんだとかがあるので、ある意味分かりやすいですね。」

佐藤「そこまで徹底しているとスゴイですね。笑」

佐藤「他には何か作ったりしていますか?」

宮本「簡単な音楽も作ったりするんですけど、自分的にその時気持ちいい音を選んで並べていきます。セオリーに捉われないで、自由にその時の気持ちで作っていきます。」

佐藤「集中すると、基本的に全ての物を、完成まで迷わずにずっとやっちゃうんですか?」

宮本「ずっと無心でやっていますね。もちろん、お仕事での動画制作とかはある程度時間をかけてやったり、もちろんクライアントさんの意向を汲んで進めていきます。その時は、自分的にホントはこうしたいとかがあるんですけど、道徳的にどうとか、意向に沿ってるかとかを考えながら行うので、葛藤する時も正直少しあります。」

佐藤「それは大きな課題ですね。僕らもお客様の気持ちを考慮して、感じていないとダメなので、やりたい事とマッチングする事はバランスを見定めています。」

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Pleasure of CREATION
クリエイションするコトの楽しさや楽しみ

“無心になれる事と新しい発見があるということ”

佐藤「クリエイターとして様々な顔を持つ宮本さんですが、どんなものを作っている時に楽しみを感じますか?」

宮本「楽しみとしては直接的ではないのですが、過程の中でまず機材にこだわりがあって、動画制作の時に、無料で誰でも使えて、誰でも持っていそうな機材で作っているんです。iPhoneで撮影して、iMovieとかAviUtl(アビユーティル)というソフトで編集しています。」

佐藤「それだとまさに感性の勝負ですよね?」

宮本「はい。高度な技術とかで作られたものはホントに素晴らしいんですけど、道具を平等にすると、アイデア勝負になって。その中でどれだけインパクトがあって、面白いものを作れるかっていう事に注力しています。その中で、あれこれ考え込むというより、無心になれるし、その過程で生まれるアイデアや新しい発見が出てきた時は楽しいですね。それが形になって誰かに見てもらえてるっていうのもいいですよね。」

インタビュー写真7

佐藤「引き出しが多いというか、深いというか、色々なものを見て吸収して制作する過程の中で爆発させてるんですね。」

宮本「爆発という意味では、自分の子供の頃の絵を見た時に相当面食らいましたね。かなり自由に描かれているし、ホントにセオリーとか何もかも無視したような感じがかなり伝わってきて。」

佐藤「子供はそうですよね。素直というか、何も先入観も無く混ざってない感じがします。いつからか、自分の中の勝手なルールというか固定概念が生まれてきてその枠の中でやってるなって感じます。」

宮本「確かにそうですね。これはこれ、とか、この物はこの色とか、口紅は唇に塗る物とか、そういう枠を取っ払って、自由に無心で取り組む事が最大の楽しみです。」

宮本「そういう発想から生まれたんだなって思う物を見ると、やっぱり面白いですよね。」

インタビュー写真8

Choise
BILLY’Sでこのシューズを選ばれたのはなぜですか?

PUMAの”BASKET PLATFORM METALLIC

宮本「高校生の頃にダンスをやっていた時は、クリス・ブラウンが履いていたのでadidasをセレクトしていました。当時はNIKEも履いていました。それこそ流行っていたスニーカーを選んで、履いていました。大学生になって、姉の影響を大きく受けて。」

佐藤「そこからファッションも変わっていったんですか?」

宮本「そうですね。コンサバギャルのファッションが好きでしたね。それこそ109とかに入っている洋服とか、靴もその中で買っていました。特にメーカーさんは覚えてないんですけど、ヒールとかブーツを履いていました。

佐藤「そこを経て今に至っての、このセレクトはさすがですね。どんな合わせ方をしたいですか?」

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宮本「私の今のワードローブでは、なんでも合わせやすいと思います。すごくシックなワンピースに足元キラッみたいに合わせてもいいと思いますし。色もこのシルバーな感じは他のアイテムを選ばない気がしています。」

佐藤「今は黒のイメージが気分なんですかね?」

宮本「黒の気分ですね。他のアイテムも黒が多いです。そのイメージとしても、このシルバーはとても相性よくて、めちゃくちゃ可愛いと思います。

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Interviewer : BILLY'S ENT PR 佐藤
Photo : Akira Onozuka
Writer : Yusuke Kigawa (ALLTHUMBS inc.)
Interview Location : SMOKE BAR & GRILL