BILLY'S Meet Tokyo Creator

BILLY’S ENTとの関係とは?

東京をベースにしながら視野を世界に向け、早くから世界進出し世界中に多くのファンを持ち幅広く活躍しているRYOONO。
ビリーズもまた東京から世界へ発信することをコンセプトに掲げ、スニーカーを軸にビリーズらしいコンテンツとビジュアルで世界中の人々に向けてコミュニーケーションを図っている。
そんな両者が引き合うのはある意味、必然である。
その中でも具現化していくきっかけとはどんなところにあったのだろう。

インタビュー写真1

佐藤 「僕が知る限りでは、1号店の渋谷店オープンの時にディレクターの甲斐からRYOONOさんへ声をかけさせて頂いたと聞いています。当時の話のディテール部分を教えていただけますか?」

RYOONO 「共通の知人を介して甲斐さんを紹介して頂きました。ビリーズのコンセプト、お店の内装づくりのこだわりなどを聞かせて頂きとても共感を得たのを今でも覚えています。コンセプトを表現していくお店づくりをしていくのにアートを店内に置きたいとおっしゃっていて、僕の絵を気に入って頂き、スケートデッキを使って何か表現して欲しいとお話を頂いたのが始まりです。」

佐藤 「僕もRYOONOさんのアートのファンの一人です。渋谷から始まって、京都、福岡、原宿と繋がっていくわけですね。渋谷店のデッキのアートのコンセプトというかどのような思いで描いていただいたんですか?」

RYOONO 「東京を感じさせる様な世界観で作って欲しいと甲斐さんからお話を頂いて、僕なりに表現しました。」

インタビュー写真2
インタビュー写真3

佐藤 「僕たちも”東京から世界へ発信する”というコンセプトのもとやらせてもらっていて、RYOONOさんも東京をベースに世界に発信して活躍されていたので、同じ想いを持っている方にお願いしたというごくごく自然な流れだったんですね。このスリッポンも同時期に描いて頂いたものですよね?未だにお客さんに売り物にならないですか?っていう問い合わせを頂きますよ。」

RYOONO 「それは嬉しいです。まだまだ世界で活躍しているとは言えませんが、そう言って頂けると嬉しいです。スリッポンに関しては、僕が描きたかったんです。デッキとはまた違う色使いで、東京を表現しました。TOKYOって入れてしまっていますけど。笑。」

インタビュー写真4

今までのクリエイションについて

佐藤 「アートを仕事にしていこうと思ったのはいつくらいからですか?」

RYOONO 「19歳の時です。美術大学に通っていたんですが、今すぐ辞めないと先は無いと思うくらい可能性を感じていなかったんです。有難い事に同じ時期に色々な方に少しずつ仕事を頂いていた状況でした。「仕事」の刺激を一度知ってしまうと物足りなさを感じるようになった頃です。」

佐藤 「初めはどんな仕事をされていたんですか?」

RYOONO 「Tシャツのグラフィック、フライヤーやフリーペーパー、イベントで絵を描いて欲しいって声を掛けて頂きました。自分に出来る事でお金を稼げるっていう事が、痺れる程嬉しかった。それで、無知もあり勢いあまって、20歳の時に中退して独立しました。」

佐藤 「RYOONOさんのルーツとなる部分を初めて聞けました。とても嬉しいです。少し話は逸れてしまいますけど、90年代当時レコードを買う決め手としてアーティストはもちろんですけど、ジャケ買いをよくしていました。グラフィックや写真やデザインがカッコいいっていう理由で。RYOONOさんもやっぱりそう言ったところはよく見ていました?」

RYOONO 「勿論見ていましたし、プロになってさらに意識する様になりました。やり始める前からご飯を食べる事が目標では無く、それが当然出来た上で何をしていくのか、何が出来るのかっていう事を考えていました。生活は出来ていましたが、ずっと悶々としていました。」

佐藤 「次から次へ活躍されていますもんね。今までどの様なとこでお仕事されてきましたか?」

RYOONO 「色々お声がけ頂きました。マクドナルド、オークリー、セイバー、ニクソン、マウジー、バックチャンネル、ジョンローレンスサリバン、吉本興業、ルミネ、東急百貨店、他社になってしまいますけどナイキ、アシックス、、、などです。」

佐藤 「東急百貨店さんのショップバックを街で見かけると勝手にですけど、嬉しくなりますね。」

RYOONO 「それは嬉しいです、ありがとうございます。僕も持ってる人全員良い人に見えます。笑。」

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SAUCONY本国とのコラボレーションが実現した
経緯とプロダクトへのこだわりとは?

佐藤 「僕が記憶している限りでは、グローバル展開でのコラボレーション企画は日本人のアーティストとして初めてのことだと思います。どんな経緯で実現したんですか?」

RYOONO 「日本のSAUCONYの担当者の方からご連絡を頂いて、本国の方と繋いで頂き、話を聞いて快諾させて頂きました。」

佐藤 「ランニングのマーケットで、アメリカ国内でのシェアが第3位なんですよ。SAUCONYは。なので、プロジェクトとしては相当力が入っていると思います。」

RYOONO 「とても嬉しいです。スムーズに話を進めることが出来ました。気に入って頂けて光栄です。当初、アメリカを中心に展開すると伺っていたのですが、サッカニーヨーロッパも気に入って展開する事が決まったと聞いています。」

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佐藤 「そうですよね。北米、ヨーロッパ、アジア、中南米という大きな展開ですもんね。聞くところによると、日本国内のリリースは少ないって聞いてますが、もちろんビリーズは全店で展開してますよ!立ちあげ当初から仲良くさせて頂いてる側としてはとても嬉しく感慨深いです。今回のSauconyのプロダクトで特にこだわった部分を教えて頂けますか?」

RYOONO 「モデルは決まっていたので、このスニーカーのベースを元に、とにかく自分が見た事ない商品にしたいというのが一番でした。」

佐藤 「確かにこういうデザインは見た事ないですね。」

RYOONO 「前後という「方向」が当然出てくる商品なので、前と後の表情が変わって見えるものが良いなと思って、グラデーョションにしました。」

佐藤 「それはかなり重要ですね。パンツが被っても綺麗に見えそうだし、短パンでも全然カッコよく見えそうですもんね。この色味にした理由はどこにありますか?」

RYOONO 「化繊生地は、こういったネオンカラーの黄色の再現がとても綺麗に出来ると思っています。青とか赤はあまり好みの色が出ないような印象があったので。化繊以外の素材、パーツが多かったので、それも含めて選定をしました。とても綺麗に再現してくれたので、プロダクトチームに感謝しています。」

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佐藤 「このヒール部分のグラフィックはどんなイメージを元にしているんですか?」

RYOONO 「ドリアンです。笑。」

佐藤 「あっ、そーなんですね。とてもいいですね!そのモチーフ。」

RYOONO 「フルーツの王様がスニーカーに入ったら面白いと思って。こういう場でしか出来ない事をやってみたかったんです。」

佐藤 「さすがのインスピレーションですね。箱もデザインされたんですよね?」

RYOONO 「グローバルでの展開だったので、日本に関連したもの「カタカナ」を入れたかったんです。デザインを送って制作に入ってから半年後くらいに、本国の担当者からそういえば、何て書いてあるの?って質問が来てサッカニーですって返答したら、OKって返答が来ました。笑。」

佐藤 「デザインとしてかっこいいけど、実際どういう意味だ?って気づいたんでしょうね。カタカナは外国の方はデザインとして好きですもんね。ビリーズも新宿店オープンの時にカタカナでビリーズと書いたTシャツをリリースしたんですけど、反響ありましたね。」

RYOONO 「それは良い事聞けました。海外の人に喜んでもらえるの嬉しいですね。」

佐藤 「箱のカラーをモノトーンにしたのも意図的ですよね?」

RYOONO 「そうです。商品と同じで見た事がないものを作りたかった。」

佐藤 「流れとしては、箱も重要視しているお客さんもブランドさんも多いですよね。箱も商品の一部だから、購入される時に少し傷がついていると交換してほしいって言うお客様もいらっしゃいますしね。RYOONOさんはプロダクトの細部ももちろんですけど、全てにこだわりがあるスニーカーは売る側としたらとても興奮します。」

RYOONO 「ありがとうございます。自分を選んで貰った意味を自分なりに考えて、自分にしか出来ない事を出来る限りやったつもりでいます。」

佐藤 「いいですね。これをきっかけにSAUCONYを知らなかった人も手に取ってもらえると嬉しいですね。ファッション性も高いし「EVER RUN」というモデル自体が反発性が良く独特な履き心地でとても履きやすので店頭でぜひ試して頂きたいですね。」

RYOONO Freedom ISO
Color: Black | Citron_ \17,064
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インタビュー写真10

今後のRYOONOのクリエイション活動について

佐藤 「今後も東京をベースに活動されて行く感じですか?」

RYOONO 「その事に関しては何も決めていません。自分が求められる場所であれば何処にでも行くつもりでいますし、自分の中で明確な何かが出来たらその場所に行く、という事だけは決まっています。」

佐藤 「新しいwebサイトも拝見しました。アラビア語とベトナム語には驚かされました。グローバルスタンダードの言語である英語を省いたのは何か理由ありますか?」

RYOONO 「見た事がないことをやりたい、やりたい事をやろう、というのが一番です。勿論言語は増やしていく予定ですが、英語を省いた事に他意はありません。可能性を感じるという皮膚の感覚を大事にしたいんです。頭の中は自由なはず。グローバルドットコムって謳う時点でナンセンスな事は重々承知の上、あくまで意思表示です。やり始めた時と同様、どこ迄行けるだろう、って思っています。」

佐藤 「世界に向けた意思表示に強く共感できます。ビリーズも何か意思表示をしていかないとなって思います。」

東京から世界へ発信するもの同士、引き合うべくして引き合った。
今後の両者の発信にさらに目が離せない。

Interviewer : BILLY'S ENT PR 佐藤  Photo : Yozo Yoshino(Y's C)  Writer : Yusuke Kigawa (ALLTHUMBS inc.)