カート

BILLY'S Meet Tokyo Creator

Q1. コラージュを始めたきっかけは何でしょう?

別のありモノから新たな世界観を構築するという事に魅了されて

佐藤:おそらく何回もお話し頂いているとは思い恐縮です。
改めてお聞きしたいのですが、コラージュを始めたきっかけは何かありますか?

河村氏:もともとグラフィックデザイナーの仕事に就きたいと思っていたんです。ただ、学校も出ていないのでスキルも知識も乏しくて、、しかも絵が描けないので、無理だろうなと。正直どうしようかなって思っていた時期を過ごしていました。

佐藤:グラフィックデザイナーを目指していたんですね。そこからどのようにシフトしていったんですか?意識とか、行動とか。

河村氏:小学生の時から色々な音楽を耳にしていました、ヒットチャートの音楽がメインでしたが、自分で意識的に聴くようになったのが、パンクロックの音楽で、当時からすごく聴いていました。明確にこれがきっかけとは言い難いのですが、その時のジャケットの格好良さや、STUSSYのTシャツのフォトコラージュを見て、あっこういう表現の仕方でもいいのかって無意識に惹かれていったと思います。それが中高生くらいの時ですね。

佐藤:その当時に潜在意識に刷り込まれていたんですね。絵は描かれないんですか?

河村氏:絵を描くのは正直苦手です。ただ、模写はめちゃくちゃ得意でしたしかなり上手かったです。地元の友達の皮ジャンにフリーハンドでレコードジャケットのアートワークを直に描いたりしていました。オリジナルの絵を描くのが出来なかったんです。

佐藤:模写が上手いというのは羨ましい限りです。それは十分の特技ですね。コラージュのきっかけは様々なインプットから目覚めて行ったのですね。

河村氏:ありモノを崩したりミックスさせて新たな別のひとつの世界観を構築するんですけど、規制が多いんですよね、コラージュは。やっぱりありモノだし。なんか、逆にそこに魅力を感じてしまい没頭しましたね。

インタビュー写真1

Q2. 作品を作り始める時の着想源はどんなところでしょう?

常にライブ感で創っています

佐藤:テーマやその時の状況や気分によっても変わってくるとは思いますが、作り始める時の着想源はどんなとこにありますか?

河村氏:クライアントさんに頂いたお仕事の時は、打ち合わせの際に希望されている世界観をヒアリングさせて頂いて、把握しながら頭の中で構築し始めているんですよ、これとこの素材を使ったらこうなるなって。どんな素材があるかも全て把握しているので。それでその場で世界観を共有して、持ち帰ってさらにアップデートさせて完成まで持っていきます。

佐藤:打ち合わせの場で既に河村さんの頭には浮かんでいるんですね。ご自身の作品創りの時はどうですか?

河村氏:作品の時は誰かの意図が無いので、この辺りに無造作に置かれている雑誌などを見ながら決めていくことが多いですね。そもそも、雑誌などを見る目が普段から純粋な目ではなく素材を見る目になってしまっています。この写真だったらこうやって使ったら面白いよなとか。着想源とは外れてしまいますが、やっていく中でライブ感的に自分の頭の中で修正したり構築していますね。絵が描けなくて、ラフを切れないので。。苦笑

佐藤:見る目が違うというのはとても深いですね。理屈じゃなく、感覚的な見方や捉え方ですよね。

河村氏:使いたい素材を目にした時は、来た!ってかなり上がりますね。選ぶ写真に関しては、有名な写真を選ばないって決めていて、ホントその辺りに売っているような雑誌から素材をもらっています。ライブ感を重視して、その時の考えで創っていきます。いい素材を見た時はスイッチ入ってずっとやってますね。

佐藤:コンセプトなどは決めていますか?

河村氏:実はそれが一番苦手なんです。。作品を言葉で説明する事が出来なくて。常にライブでやっているので、あとで説明が付けられないんです。なので、僕の作品にはタイトルも無いんですよ。

インタビュー写真2

Q3. 河村さんとadidasさんの関係性と、フェイバリットスニーカーは?

やっぱりキャンパス良いですよね

佐藤:河村さんの足元といえば、adidasが一番イメージが強いです。お仕事もかなりされていますよね?

河村氏:お仕事いただいていますね。2018年のS/S adidas Originals and United Arrows & Sons collaborative collectionのグラフィックを担当させて頂いたり、原宿の adidas Originals flagship storeでPOP UPでの展示や3周年のデザイン、現在は4月26日にリニューアルオープンするアディダス ブランドコアストア渋谷の店舗の壁のディレクションやTシャツ等、adidasさんとは他にも関わりが沢山あります。

佐藤:それはすごいですね。楽しみです!

河村氏:元々の出会いは、今ドイツに行かれてしまったのですが、その方に10年ほど前に声をかけてくださって、色々サポートすると言ってくださり実際何年か前にやった個展にスポンサーで付いてくださって。とてもお世話になっています。

佐藤:とても良い関係値だと僕は見ています。ちなみに、ファーストアディダスはどのスニーカーですか?

河村氏:一番初めはスーパースターでした。中学生くらいですかね、その次はビースティボーイズのあのジャケットに衝撃を受けてキャンパスを買いました。すぐ慌てて探したのですが、当時僕の地元には売っていなかったので、通販したのを覚えています。

佐藤:ビースティーボーイズ自体もそうですし、あのジャケットの影響力は当時すごかったですよね。

河村氏:かなりカッコ良かったですよね。少し話はそれてしまいますが、地元の学校指定みたいな靴屋さんの一角にスポーツものとして、キャンパスがなぜか売ってたんです。もちろんそれ目当てのお客さんが行くようなお店ではないので、結構ヴィンテージクラスのスニーカーが残っていたのでとてもラッキーでしたね。ウルトラスターのオリジナルやマスターのヴィンテージもそこでゲットしました。

佐藤:それは熱い!羨ましいです。河村さん、ファッションとしてのスニーカーに目覚めたの早い方ですね。

河村氏:早い方かもしれませんね。当時の地元の影響が強いと思います。地元が県境なのでどっちにも属さない感じでどちらの情報も入って来たんです。かつ、街に行くと色々なジャンルの先輩達が一緒の場所に居てくれたので情報量がたくさんあって先輩に色々聞いてました。選択肢も視野もかなり広がりましたね。

佐藤:とても良い環境ですね。そんな河村さんのフェイバリットスニーカーが気になります。どれが今の気分にハマっていますか?

河村氏:定番のフェイバリットはやっぱりキャンパスです。ずっと好きなので、自分の中では永遠だと思っています。

佐藤:やっぱキャンパスですよね。業界の方達もファンが多くいらっしゃいますもんね。

河村氏:永遠の定番過ぎてしまって周期はありますけど、やっぱり好きですね。あと、最近で言うとヤングワンです。これからビリーズさんでリリースされるとかじゃなくて、今の気分にハマってます。

佐藤:確かに、ヤングワンかコンチネンタルを履かれているイメージがあります。ヤングワンは、どんなところに魅力がありますか?

河村氏:ちょっと特殊なところですかね。三本ラインも逆になっているし、フォルムも好きです。

佐藤:確かに特殊なデザインですね。お話伺っていると、河村さんはスニーカーを買う時には履く前提で考えてらっしゃいますよね?

河村氏:確実にそうですね。履かないだろうなというスニーカーは欲しいと思わないです。未だに1日に一回はadidasのサイトや御社のwebサイトなどのスニーカー情報をチェックしてますよ。ほぼ毎日のように靴屋さんに見に行きますしね。何より買い漏れが一番悔しいので。。

インタビュー写真3

Q4. 多くのスニーカーショップの中で、BILLY’S ENTの印象は?

独特な世界観と、心地よい空間としての内装です。

佐藤:国内はもちろん、海外でも様々なスニーカーショップに行かれている河村さんですが、BILLY’S ENTのお店の印象はどう持たれていますか?

河村氏:海外にあるスニーカーショップに近い印象です。日本にあるセレクトショップという印象はほとんど無いですね。独特な世界観ですし、内装もこだわっていますよね。海外のスニーカーショップに入る時のワクワク感やドキドキ感と近い物を感じながらBILLY’S ENTさんのお店に入っています。

佐藤:お客様に喜んでもらえたら嬉しいという思いのもと、内装や世界観はこだわりを持って作り込んでいるので、感じて頂けると嬉しいですね。広島店は試着していただく際の椅子がベンチプレスの椅子になっているんですよ。

河村氏:あれ、めちゃくちゃ面白かったです。そいうのも含めお店にいるのが、楽しいです。

佐藤:一緒に行った際に店内でずっと見ていただいてましたよね。まだ見切れていないと言う事で、若干河村さん待ちの状態になりました。笑

河村氏:レイアウトも見やすくて良かったです。見やすさと世界観のマッチングが絶妙だと思います、詰め過ぎず、少な過ぎず。本屋とかレコード屋に行っている感覚に近いです。僕、一足一足を見る時間が長いので、お待たせしていまいました。

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Q5. adidasとのコラボスニーカーを見た感想は?

たまらなく好きです。

佐藤:今回コラボレーションさせて頂きスニーカーを制作しました。このスニーカーいかがでしょうか?

河村氏:今の気分的にもハマるし、純粋に欲しい!って思いました。5色使って三本ラインが違う色でクレイジーパターンになっているところも他にはなくて良い感じです。黒ソールってところも僕的には最高に好きです。

佐藤:ソールの色もかなり悩んでいましたね。春だし白の方がという意見もあったのですが、最終的にBILLY'Sチーム内で話し合い、黒ソールになりました。

河村氏:大正解だと思います。ここがリフレクターと言うところもたまらないですね。大げさじゃくて、傑作だと思います。配色も絶妙な色味ですし。

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Q6. 今後のスニーカー業界に関して何を期待しますか?

いい雰囲気のフィッティングルームが欲しいです。

佐藤:多くのスニーカーがリリースしていたり、色々なマーケットが生まれたり、話題に事欠かないスニーカー市場ですが、業界的に期待したいことはありますか?

河村氏:やっぱりスニーカーが好きなので、常に期待しかありません。新しいものが常にリリースされるので、唯一ワクワクする業界かもしれません。

佐藤:確かに毎週毎週何かがリリースされる業界ってなかなか無いですもんね。その中で情報のスピードや購入のしやすさといったwebのサービスも充実しつつ整備されて来て、ビリーズももちろん行なっていますし、世の中的にスタンダードになっています。一方でお店の存在価値についても僕達は残していかないといけないと思っていて。色々模索しています。そこはどのように感じていますか?

河村氏:僕は必ず現場(お店)に行って履いて購入を決めます。最初ヤングワンを買った時も別のスニーカーを買いに行ったのですが、履いたらあんまりしっくりこなくて、そこまで注目していなかったヤングワンを試しに履いたらバチっとハマって購入したくらい、履かないと分からないですね。自分の体型もあると思うし、靴って歩くので試着は重要だと思います。サイズが合わないと痛くなりますしね。もちろんわかっているスニーカーはwebで購入する時もありますけど。

佐藤:履いて決めてもらうのが、僕達も一番安心です。

河村氏:そういった意味で、期待することとすれば定期的に行きたくなってワクワクするお店作りをして欲しいです。他の人の事を気にしないでゆっくり試着出来るともっと嬉しいです。試着していろんなポージングして見たいですからね。笑。いろんなパンツでも試して見たいし。フィッティングルームが理想ですね。より自分のリアルなシーンに重ねて見えるともっといいです。なので、入りやすくて試着しやすいお店作りを期待したいです。すみません好き勝手言ってしまい。。

佐藤:いえいえとんでもないです。そのご意見とても貴重ですね。ありがとうございます。お店作りの参考に考えてみます!

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¥17,280 (tax in)